中居正広氏の反論
「守秘義務がある」と、これまでトラブルの内容について言及しないまま、芸能界を引退した中居氏。
なぜここに来て反論に転じたのか。
一般人としては、フジテレビの経営陣も刷新され、このまま事態は収束に向かって行くものだとばかり思っていました。
ところが中居氏側が12日、第三者委員会の報告書について「中立性、公平性を欠いていると言わざるを得ない」と反論。
『受任通知兼資料開示請求及び釈明要求のご連絡』という、もう文字を見ただけでも頭が痛くなってくるような文書が公表されました。
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その中で個人的に気になる文章がありました。
「性暴力」(Sexual violence)という表現に関してはいろいろな理解が可能にも関わらず、WHOの極めて広義な「強制力とは有形力に限らず、かつ強制力の程度は問題にならず、強制力には心理的な威圧、脅しが含まれる」という定義を用いています。しかし、「性暴力」とは普通の日本人にとっては肉体的強制力を行使した性行為として、凶暴な犯罪をイメージさせる言葉です。
引用元:日刊スポーツ

ん?普通の日本人で括られた?
『心理的な威圧、脅しが含まれる』ものも、きちんと『性暴力』だと認識している人も多くいると思いますよ。
そして14日、弁護士の橋本徹氏が「第三者委員会自身が中居さんへの人権侵害の可能性大と。ヒヤリングをやり直せ、と思います。」と指摘しました。
やり直したところで、密室で起きたトラブルであって、2人以外に事実を知る人はいませんし、公平なジャッジなんてできるのでしょうか。
だからこそ『性加害』だと断定できませんよね?という話なんですかね。
そもそも「無理やり嫌なことをされた」と思っている人と、「怖いことなんかしてないよ」と思っている人がいて、互いに納得しろというのは無理のような気がします。
これまでの経緯と『守秘義務』について

中居氏が1/9に自身の公式ホームぺージで発表した一部です。
これまで先方との解決に伴う守秘義務があることから、私から発信することを控えておりました。 私自身の活動においても、ご苦労を強いてしまっていることが多々発生しておりますので、 私の話せる範囲内でお伝えさせて頂きたいと思います。 トラブルがあったことは事実です。 そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。 解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。 このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。 なお、示談が成立したことにより 、 今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。 また、このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません。
引用元:のんびりなかい

守秘義務があって、示談が成立し、解決しているはずなのに、どうして週刊誌に情報が流れるの?
ということで調べてみました。
示談契約を結ぶ前のことであれば、守秘義務違反とはならないそうです。
第三者委員会の報告書でも、「本事案そのものについてはついては守秘義務があり、双方からヒアリングを行うことはできなかった。」とあります。
ただ、「守秘義務を負う前の、被害申告をもとに事実認定を行った」ということだそうです。
週刊誌に情報が流れたルートについては知りません。
なぜ『解決金』を支払ったのか
1/17発売の『週刊ポスト』の取材にて、被害者と思しき女性によると、
いきなり9000万円という金額が一人歩きしたことについてはビックリしていますし、困っています。私は解決金について知人にも一切話したことがありません。それなのに、この金額がどこから出てきたのか本当に不思議で……。私はそんなにたくさんのお金は受け取っていないんです。
引用元:週刊女性プライム
これについてもいくらという具体的な金額を言わなければ、守秘義務は成り立っているということでしょうか。
こうなってくると、示談の契約内容も知りたいところですね。
とにかくこの文章から読み取れるのは、いくらかの解決金はもらっているということですよね。
素人考えで申し訳ないのですが、中居氏が「性加害ではない」と思っているなら、お金を払う必要ってあったのでしょうか。
「何も悪いことをしていない」という認識ならば、「名誉棄損だ!」と裁判で戦えば良いと思いますし、何よりも堂々と記者会見を開いて、事の顛末をご本人の口から説明してもらいたいものです。
示談になっているからと言って、起訴がされないということもないそうで、反論していく先で、刑事事件に発展しないことを祈ります。
SMAPを見て育った世代としては、元国民的スターのそんな末路は見たくありません。

このトラブルから、異性と密室に入ることの危険性を学びました。